今年も仕事で社会保険事務所に週1位で通う事が出来ました。(来年はどうなるのだろう? 社会保険庁解体後に、その仕事がどうなっちゃうのか、詳細がまだよくわからん)
年金相談で、最近になってよく若い人達の年金額の試算をする様になりました。
ねんきん定期便の中に、試算をするためのシートが1枚入っていて、そこに数字を当てはめるだけなんですが。
が、試算をしてみて、しきりに「おや?」と思う様になったんですよ。
もらえる年金がいくらなのか。もうすでにもらっている人ですら、他人の年金額についてよく知らないです。お互いに「自分はいくらだよ」と話さないからね。その上、皆は必ず「自分の年金は安い」と言い合う。
誰も相場がわかってないです。
で、実際の所、相場はどの位になるのかと言うと、大体こんな感じになるんですよ。今、もらっている人達は、ね。
- 普通の男の人(若い頃に転職だらけだった。過半数がこんな人生の人達)
- 大体170万円位?
- ひとつの会社を勤め上げた人(1〜2割の、恵まれた人生を歩んだ人達)
- 大体240万円位?
- ずっと社長だった(上位数%)
- 〜299万円。290万円台は時々見かけます。しかし300万円の王台に乗る人は滅多にいません(皆無ではないです。コンマ何%です)。「300万円の壁」が、でっかく立ちはだかっています。
「夫婦合わせて300万円行だなんて、どうやって暮らせばいいんだよぉ」なんて、ちまきと同年代の人達に言われたりするんですが………何とかなりますよ、300万円あれば。
で、最近年金相談窓口に増えて来た、昭和50年生まれとか、そう言う若い人達なんですが。
若いからと言って計算式が変わるわけではないので、相場的には同じだろうと今まで思ってたんですよね。しかし、実際に計算をしてみると、ねぇ。
ひとつ会社に勤め上げでも、150万円程度の結果にしかならんのですよ。(夫婦合わせて、ようやく200万円台)
ま、理由はすぐにわかりましたけどね。話が長くなるんで今日は書かないですけど。(ヒント>平成15年から総報酬制が導入)
で、相談者に言われるんです。「この額でどうやって暮らして行けば………」
「足りない分は、貯金するしかないです」
「民間の年金保険も、死ぬまで払ってくれるコースだとバカ高いので、資金に余裕がないと払えないでしょう」
「国が破産したら円の価値がなくなるし、あらゆる金融商品もダメになるので、金(gold)を買う方が安全かも」
こんな一般論を並べた後で、やっぱり結論はこれしかないんですよねぇ↓
「足りなければ、子供に頼るべきです。あなた達はめでたく結婚出来た恵まれた人達なので、『子供を作らない』と言う選択肢を選ぶべきではないと思うよ」
(ただ、子供に頼るつもりなら、親の面倒を見ないとね。あなた達が親の面倒を見ている姿を見て育った子供達が、あなた達を養おうと思う様になるんだよ)
一人暮らしの人よりも、二人暮らしの方が、健康や雇用などの生活リスクを減らす事が出来ます。片割れに何かあっても、もう片割れがフォローに入れるので、何とかなります。そして、2人よりも3人の方がリスクは低いし、構成メンバーが多世代だともっとリスクを低く出来る。
要は、一族でこじんまりまとまって暮すのが、一番リスクが低いんですよ。
そんな当たり前の事が、いつの間にか「独立する事はこの上ない贅沢。カッコいい」と言う風潮に押し流されてしまっていたんですね。
昨今の雇用不安にもこの事が言えると思います。
職を失ってもかろうじて踏みとどまっている人達。今、ちまきの周囲にもいます。ネット友達にもいます。ちまき自身も以前はそうでした。そんな人達が、なぜ何とかなっているかと言えば、誰か頼る当てがあるんですよ。(逆に言うと、にっちもさっちも行かなくなったら、堂々と人に頼ればいいんです。頼れるのは肉親や家族に限られるかも知れないけど)
袋小路に追い込まれてしまう人達は、故郷を追われてしまった人とか天涯孤独な人とかなんですね。
「多人数で暮らす方がリスクが低くなる」
ちまきが色々と年金について(そこから派生して、小子化論や家族論などについて)研究していく過程で、今年になってから段々そう思う様になって来ました。
で、この事を他人に言ってみると「目からウロコが落ちた」と返す人が、意外なほど多いんですね。
景気が絶好調で、誰しもが左うちわな生活が出来る状況なら、独立した生活をして自由を謳歌するのもいいと思うんですけどね。今はそんな時代じゃないなと思います。